『犬として育てられた少年』は、子どものさまざまな虐待の形11ケースの治療に取り組んだ本。心理学的にアプローチするものではなく、脳生理学からのアプローチに新しさを感じます。

この本の言いたいことを短く紹介すると、脳の発達と虐待の関係は、成長の早い時期ほど基本的な脳の部分“脳幹(呼吸や血圧を司る)”にダメージを与える。それはすでに胎児から始まっている。また、人はDNAとほとんど同じくらい環境に影響を受ける生き物であると言うこと。治療よりも環境が虐待によるダメージから子どもを救うと言うのです。里親の健全な家庭がもたらす、治療以上の効果。

虐待は子どもにどのような影響をもたらすのか、里親として理解することはとても大事なことだと思います。(木ノ内)


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