「おしゃべりの会」参加者の感想と例会の内容(2011年)

9月
--匿名さん
里親希望者です。今回はベテラン里親さんから、現在奮闘中の熱い子育てのお話を聞かせていただきました。養育(子育て)は山あり谷ありの連続なんだと改めて感じました。
私は今回で4回目の参加になりますが、年齢も性別も、立場(現役里親さん、民間から縁組された方、これから里親を目指す人、里親勉強中の若い方、実子のいる方・いない方などなど)も経験値も異なる人達が「血縁関係のない子供を育てる」という共通項のもと、かしこまらずにそれぞれの考えを話せたり、意見を聞けたりするところがいいなと思います。状況が違うからこそ、なにげないおしゃべりの中に大切なことがいっぱい詰まっていると感じています。特に私はまだまだこれからなので、先を行く方々からのお話しはとても参考になり貴重です。少々遠方からの参加ですが、毎月一回のおしゃべり会を楽しみにしています。
--三谷さん
今回はベテラン里親さんから、思春期の子どもの様子をリアルに聞くことができ、勉強になりました。私は、小さい子ども向きの性格で、荒れた思春期の時、どのように対応するか、とても不安を感じます。自分の若い時を振り返っても、自分の心の状態を理解できず、親に心配をかけた記憶があります。たぶん、決まった方法がある訳ではなく、子どもを見捨てられないというぎりぎりのところで格闘していくしかないのかなと感じます。
--木ノ内
先輩里親の養育体験を聞くと、養育の体験にとどまらず里親の人生観や生き様全体に及ぶ話に圧倒されます。里親のだいご味は、きれいごとでは済まない、人生まるごとの勝負をしているようなところではないかと思います。私の想いも含めると“里親は格闘技”です。

8月
--西田さん
今回もあっという間の3時間でした。毎回きちんとしたテーマを持ちながらも、自由に質問が飛び交い様々な話題に発展するのが、このおしゃべりの会の魅力です。また、主催者・木ノ内さんの見識及びご経験がに基づくお話しも説得力があります。興味のある方が自由に参加できる雰囲気が、何よりの心地好さですね。
--三谷さん
里親を目指している父親です。
我が家はまだ家庭内の環境が整ってなく、将来の可能性に向けて進んでいる者です。なので、同じ思いの方々と集い、いつも力をもらっています。(子どもたちの状況を聞くたびに、気持ちがブルーになる事も少なくありませんが・・・)
私が漠然と里親になりたいと思っていた頃、我が家の様に夫婦共働きの家庭に子どもが来ても幸せではないだろうと思っていました。しかし社会的擁護の中で生活している子どもたちの様子を知るにつれ、我が家の様な家庭でも、親という存在がある環境がより良いと思う様になってきました。里親制度は子どもを家庭に向かえ入れる制度です。でも理想を言えば、子どもに、お父さんお母さんをプレゼントする制度と考えると気持ちがすっきりします。まあ、理想とはかけ離れた私ですが、それでも将来、子どもたちと少しでも親と子としての絆ができたらいいなぁ、と夢を見ています。
--木ノ内
散らかった話ではありますが、とても勉強になることが多いですね。里親登録にレントゲン写真や検便がどうして必要なのか、という質問がでて驚いたのですが、施設実習のために必要だと言うことを知らせなければ、里親希望者は不信感をもったままです。ところで、施設で検便などが必要なのは調理にあたる人だけではなかったかな、と思いました。

7月
--斎藤さん
今回、養子縁組をした方、里親登録をした方が参加されたわけですが、立場が違っても共有できる情報はあるのですから、「おしゃべりの会」のような場でお互いの話をし合う、聞き合うといったことはとても大事だと感じました。どんどん輪が広がっていくといいですよね。そういう会であってほしいと願います。
--こはるさん
「民間の養子斡旋機関」の話には興味があり、ネットや書籍等で検索する事が多いです。我が家は民間の協会を通じて養子縁組をしていますので、実子を授かることができなかったご夫婦で特別養子(戸籍上実子となる制度)を希望しているのであれば情報を共有していきたいなぁと考えております。子どもにとっても養親にとっても幸せになれる制度だと信じています。もっと色々な人達に知ってもらいたいです。
--こはるさん
「民間の養子斡旋機関」の話には興味があり、ネットや書籍等で検索する事が多いです。我が家は民間の協会を通じて養子縁組をしていますので、実子を授かることができなかったご夫婦で特別養子(戸籍上実子となる制度)を希望しているのであれば情報を共有していきたいなぁと考えております。子どもにとっても養親にとっても幸せになれる制度だと信じています。もっと色々な人達に知ってもらいたいです。
--渋谷さん
今回、養子縁組を行っている・希望している方々の心情等を聞かせていただき、今まで考えてきた養子縁組の印象とは違ったものを感じました。また、様々な情報も教えていただき大変勉強になりました。私は、現在24歳でまだ、養子縁組や里親とは少し遠い立場にいますが、この会に参加できたことは、今後子どものことを考えていく上で、大変参考になりました。

6月
--鈴木さん
初参加の里親希望者です。里親さんと直接話しができ、貴重なお話を聴くことができました。諸問題はあれど、親と子が家族で共に暮らすというかけがえのない充足感を里親のみなさんに感じました。木ノ内さんはじめ里親さんみなさんが、とても気さくに話してくださって楽しかったです。ありがとうございました。
--こはるさん
実子のいる里親さんの告知についてとても考えさせられました。
我が家は養子縁組です。養子縁組は悪いことではないので「隠す」というわけではありませんがやはり誰彼かまわずオープンにしすぎるのはどうかなぁ…と思いました。
私と夫の立場は『子どもが産めなかった。それでも・どうしても子どもが欲しかったから養子を考えて子どもを迎えた』という理由があります。
この理由を他人が聞いてどこまで興味を持つのか!?きっと『産みの親はお腹を痛めて産んだ子どもを養子に出すなんて、なんという親だ』と物珍しさでウチの息子を見るだろうと思います。
全ての人がそうとは限りませんが、優しい人ばかりではないと思います。
それを踏まえて我が家にとっての告知は今後どうしていけばいいのか…を夫婦で話し合っていけたらと考えています。
--千葉市・西田さん
すでに里親の登録申請を済ませ、行政からの連絡待ちです。貴センターは、里親さんのお話しや参加者の皆さまの知識を共有できることで、里親についてより具体的なイメージができ、とても有難く思います。何より気軽に質問できる雰囲気が一番の魅力です。
--丸山さん
里親に登録してまだ委託されていないご夫婦に私の薄っぺらな経験の話をして、ほんとうによかったのか、不安になりました。 ご家族の子どもの年齢が近くて、同じ子育ての悩みを分かち合えました。 皆さんとお会いして、交流する幅が広がり、里親として気持ちが、孤立する事なくいられます。 都合が良ければ、また参加させていただきたいと思います。
--里親を目指している父親
今回は子ども達も多く参加したので、隣の部屋でほとんど一緒に遊んでいました。とても楽しかったです。
子どもと触れ合えたことが一番嬉しかったですね。
--匿名さん
皆さんの経験談をお聞きして、自分たちにとっても色々考えさせられる一日でした。 子育てのご苦労や社会環境のストレスと闘いながらもお子さんとの暮らしに大きな喜びを感じていらっしゃる様子が伝わってきて、やはり子どもがいるっていいなと思いました。 それから、里親に認定される前にこのようなお話の場があることはとても貴重な機会です。 私達はまだこれからですが、前向きに考えていきたいと思っております。

─5月─
5月の例会では、少しの間里母さんが入院していたら受託していた子どもを引き上げられ、それを取り戻した逞しい里親の話でした。参加者は里親になりたいという人ばかりで、話題がかみ合いませんでしたが、気楽に話し合いができて、とてもいい会になりました。
─4月─
4月は市川にある中核地域生活支援センター「がじゅまる」のセンター長・朝比奈ミカさんに来ていただきました。中核センターの活動内容などのほか、当日まで石巻で救援ボランティア活動をしていたということで、被災地での活動などもお聞きしました。

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